車いすから笑顔を・・・
日本人に合った車椅子を・・・
今までの車いすへのイメージはどうだったでしょうか?
地味なシート色に冷たいビニール生地、折りたたむ機能なども少なく、重さもあり、移動や持ち運びにもひと苦労・・・
そんな車いすのイメージを一新していくのが、ケアテックジャパンの車いすシリーズです。
「日本人の身体に合った車いすづくり」をコンセプトに、男性、女性、年齢、体格など、様々なニーズに適した車いすをご用意いたします。
またシートの色やデザインも明るくカラフルで、利用する人も周りの人も、みんなが元気になる車いすを提供いたします。
ほぼ全機種で、衛生的な洗えるシート(ウォッシャブルシート)を採用し、ワンタッチでシートの交換や丸洗いが可能です。
その日の気分、お出かけのTPOにあわせ、ぜひシートカラーやデザインをかえてみてください。
ケアテックジャパンでは、「車いすから笑顔を」を合言葉に、これからも車いすを通じて利用者の皆様がもっと笑顔になれるよう、スタッフ一人一人取り組んでまいりますので、これからもよろしくお願い致します。
ご自身が利用される、または大切な方に車椅子の利用を勧めたいと思いながらも、車椅子に対して少し不安に思っている方もいるのではないでしょうか?
たとえば「車椅子で電車やバスの公共交通機関はできるのかな?」とか「行きたいお店や施設は車椅子で大丈夫かな?」など色々な疑問や不安が思い浮かぶと思います。
身近に車椅子を利用されている方がいれば、色々なことを教えてもらえると思いますが、そのような方がいなければ分かりません。
しかし、全体的な流れとして国(政府)は、車椅子利用者が快適に過ごせるように国策として強化して進める方針なので、これまで以上に公共交通機関や様々な施設でバリアフリー環境が整い始めます。
1.背 景報道発表資料:「高齢者、障害者等の移動等の円滑化促進に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定(平成30年2月9日)
~「行きたい」を「行ける」社会にするため、取組を強化します~
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機として、全ての国民が共生する社会の実現を目指し、全国において更にバリアフリー化を推進するとともに、「一億総活躍社会」の実現に向けた取組を進めることが必要となっております。
2.概 要引用元: 国土交通省|報道・広報
(中略)
(2)公共交通事業者等によるハード・ソフト一体的な取組の推進
- ○エレベーター、ホームドアの整備等のハード対策に加え、駅員による旅客の介助や職員研修等のソフト対策のメニューを国土交通大臣が新たに提示
- ○公共交通事業者等に対し、自らが取り組むハード対策及びソフト対策に関する計画の作成、取組状況の報告及び公表を義務付け
(3)バリアフリーのまちづくりに向けた地域における取組強化
- ○市町村が、駅、道路、公共施設等の一体的・計画的なバリアフリー化を促進するため、個別事業の具体化を待たずにあらかじめバリアフリーの方針を定める「マスタープラン制度」を創設
- ○近接建築物との連携による既存地下駅等のバリアフリー化を促進するため、協定(承継効)制度及び容積率特例制度を創設
(4) 更なる利用し易さ確保に向けた様々な施策の充実
- ○従来の路線バス、離島航路等に加え、新たに貸切バス・遊覧船等の導入時におけるバリアフリー基準適合を義務化
- ○従来の公共交通機関に加え、新たに道路、建築物等のバリアフリー情報の提供を努力義務化
ここでは、日本で開催される世界的なイベントを契機に、車椅子利用者が快適に過ごせる環境をさらに充実させる方針を打ち出しています。
また、余談になりますが国が車椅子利用者に向けてバリアフリー環境を整える目的の1つに経済的な効果も視野に入れてると思われます。
国土交通省の国土交通政策研究所のレポートによると、これまで以上に車椅子を利用できるバリアフリー環境が整うと70歳以上のシニア層が60代の旅行回数を維持とあります。
さらに、約5,200億円の旅行市場の拡大効果が発生する可能性も報告されています。
1.2 加齢とともに宿泊旅行が減少する原因(23ページ)車いす、足腰が不安なシニア層の国内宿泊旅行拡大に関する調査研究:宿泊施設に対するアンケート調査の考察より
(中略)
(4)(1)から(3)を踏まえた考察(26ページ)
シニア層、特に70歳以上で宿泊旅行回数が減少する主な原因は、健康・身体の衰え、特に歩行の困難であると推測される。
逆に言えば、車いす・足腰が不安なシニア層であっても旅行できる環境を整えることができれば、70歳以上になっても60代の旅行回数を維持できる可能性がある。
1.3 潜在市場規模の試算(26ページ)
現在の70歳以上が60代と同じ回数を旅行すると仮定した場合、旅行回数は約1,000万回増加し、見込まれる旅行市場の拡大効果は約5,200億円である。
これは、観光・レクリエーション目的の宿泊旅行に係る旅行消費額全体4の約5%に相当する。
また、同行する家族の旅行も誘発されると考えられる。
観光庁の調査5によれば、要介護者の国内旅行については9割以上が2名以上の同行者がいることから、仮に同行者 1 名分の旅行が誘発されると仮定すると、市場の拡大効果は1兆円を超える。
引用元: 国土交通省|国土交通政策研究所報第59号2016年冬季(pdfファイル)
このように、車椅子のバリアフリー環境が整えば年齢を気にせず、これまで以上に家族やお友達同士で国内旅行を楽しめるようになりそうです。
車椅子利用者が快適に過ごせる環境づくりは世界的な潮流でもあるようです。
世界的なインターネット企業の最大手であるGoogleが提供しているアプリの「Googleマップ」にも車椅子利用者を意識した機能が追加され、対応地域をさらに追加すると公言しています。
Googleマップに新たに追加された「車椅子対応」を選択すると、出発点から目的地までの車椅子に対応したルートが表示されるようになりました。
Googleは米国時間3月15日、車椅子で行けるルートを見つけられるように、「Googleマップ」アプリに車椅子に対応した経路案内を追加したと発表した。「Googleマップ」で車椅子に対応した経路検索、東京などで可能に
この機能を使うには、まずGoogleマップの経路検索で目的地を入力し、「オプション」を選択する。次に、「ルート」セクションの下にある「車椅子対応」を選択すると、車椅子に対応したルートのリストが表示される。
この新機能は15日より、ロンドン、ニューヨーク、東京、メキシコシティ、ボストン、シドニーの6都市で提供される。Googleは、今後数カ月でさらに車椅子対応ルートを追加していくとしている。
引用元: CNET Japan|「Googleマップ」で車椅子に対応した経路検索、東京などで可能に
実際にGoogleマップを確認すると、下図の選択肢に車椅子対応(赤枠内)という項目が追加されています。
最大手のGoogleが提供するGoogleマップに車椅子利用者を意識した機能が追加されることで、今後は他の地図アプリなどを作成している世界中の企業も追随し、さらに内容が充実していくのではないでしょうか。
これまでは「車椅子だから」という理由で外出に消極的な方もいらっしゃったと思います。
しかし、日本国内だけでなく世界的にバリアフリー環境や情報が整う、そう遠くない未来には「車椅子だからこそ」積極的に外出できるようになって欲しいと思います。
そして、そのお手伝いができる車椅子に、わたしたちケアテックジャパンの車椅子を選んで頂ければ、これほど嬉しいことはありません。