車椅子のメンテナンス

Wheelchair maintenance

ご購入いただいた車椅子をより安全で快適にご利用になるためにも、定期的なメンテナンス(整備・維持・保守・点検・手入れ)をお勧め致します。

また、定期的なメンテナンスを行うことで、トラブルを未然に防ぐことや車椅子をより長くご利用できることにも繋がります。

こちらでは、車椅子のメンテナンスや各機能の調整方法などを紹介しています。

車椅子のお手入れ方法

<金属部分(フレーム、車輪等)>

  1. ・ フレーム等の金属部は、乾いた布もしくは強くしぼった濡れタオルでよく汚れを落として、乾いた布で拭き取ってください。
  2. ・ スポークの通常のお手入れは、水を用いずに汚れを落とす程度で充分です。
  3. ・ 凹凸のある部分の汚れ、頑固にこびり着いた汚れは、市販の中性洗剤をご使用ください。
車椅子の金属部分

<樹脂(プラスチック)部>

  1. ・ 樹脂部品には、市販の中性洗剤をご使用ください。
車椅子の樹脂(プラスチック)部分

<シート類>

  1. ・ シート部分をぬるま湯で拭き、きれいな水で仕上げ拭きを行い、乾かしてください。
車椅子のシート部分

<汚れがひどい時>

  1. ・ 汚れがとれにくい場合は、中性洗剤を染み込ませた布で汚れを拭き取り、その後、水で濡らした布で洗剤を拭き取ってください。
  2. ・ しみは、スポンジまたは柔らかいブラシを用いて取り除いてください。
  3. ・ 洗う場合は、ぬるま湯で手洗いしてください。洗濯機、乾燥機の使用はお避けください。

<注意事項>

  1. ・ 熱湯やオゾンで洗浄しないでください…故障・変質・変色の原因となります。
  2. ・ 中性洗剤以外を使用しないでください…中性洗剤以外を使用した場合、変質・変色・傷みの原因となります。
  3. ・ 揮発性剤(シンナー・ベンジン・アルコール類)は使用しないでください…変質・変色・劣化・傷みの原因となります。
  4. ・ たわし、みがき粉および硬いブラシは使用しないでください…傷みの原因となります。
  5. ・ ホース等で直接水をかけないでください…車輪およびフレーム内部・ブレーキ部に水滴が残り、錆の原因となります。

車椅子の保守・点検

1ヶ月に1度は安全点検を行ってください。

車椅子の各部名称はこちらをご覧ください。


<タイヤ>

  1. ・ タイヤの溝は充分認識できるか、変形やひび割れがないか

<各種ブレーキ>

  1. ・ 正しく停止するかどうか、調整は適切かどうか

<車椅子本体>

  1. ・ 異音が発生しないか、まっすぐ進むか、四点接地しているか、きちんと折りたためるか

<シート>

  1. ・ 著しい破損やたるみ、傷みがないか

<ネジ>

  1. ・ 緩みはないか

<ブレーキワイヤー>

  1. ・ 錆、ほつれ、ゆるみ、切れていないか(介助ブレーキのないものは除く)

<ハンドリム、車輪、キャスタ>

  1. ・ しっかり固定されているか

異常がございましたら、直ちにご使用をお止め頂き、お買い上げの販売店までご連絡ください。

車椅子の保管について

車椅子はお手入れの後、安全な場所に保管してください。

下記のようなところに車椅子や部品を放置しないでください。事故や錆・破損の原因になります。

  1. ・ 車道に近いところ・人通りのあるところ
  2. ・ 路面に段差や凸凹のあるところ・湿気の多いところ
  3. ・ 海沿いの屋外(潮風の当たるところ)・雨、風のあたる場所
  4. ・ ほこりの多い場所・傾斜地・坂道
  5. ・ 非常口、消火器、消火栓の前・暑い日や寒い日の戸外
  6. ・ 直射日光の当る場所(車内も含む)
  7. ・ ストーブ等火気を使用し高温になる場所
  8. ・ 子供がいたずらをする恐れのある場所

車椅子のメンテナンスに必要な工具

使用する工具は以下の通りですが、各工具はホームセンターや工具によっては100円均一ショップ等で購入できます。

サイズは車種によってことなりますのでお持ちの車種に、あわせてご準備ください。

また機能が同等であれば他の工具でもかまいません。

工具の準備が難しい場合や各調整が難しい場合は、お近くの自転車店にお持ち込みいただくユーザー様も多くいらっしゃいます。

車椅子のメンテナンス工具

ボルト・ナットの締め方について

※全てのボルトとナットは必ずナット側を回します。

決してボルト側を回さないでください。

(フットサポートのみナットが固定されている為ボルトをまわします)

車椅子のボルトとナット

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