介助ブレーキ(駐車ブレーキ・介助ブレーキ連動機能付)の調整手順
<該当車椅子:スマイル、トラベル>はこちら

介助ブレーキ(ドラム式ブレーキ)の調整手順

<該当車椅子:ハピネス、ハピネスワイド、ハピネスライト、ハピネスプレミアム、ハピネスコンパクト、コンフォート>

    <使用工具>
  • スパナ
1
車椅子のドラムブレーキの調整位置
ドラム式ブレーキの調整は赤丸の所で調整します。
2
ドラムブレーキのナットの位置
調整用部品がついていますので、ここで調整できます。

まず、下のナットをスパナでゆるめます。

3
ドラムブレーキのボルトを調整
次に、上のボルトをスパナで回し、適切な位置に調整します。
4
ドラムブレーキの調整
◎ボルトが上へいくほど、ブレーキの利きが強くなります。
(引きしろが小さい・遊びが少ない)

◎ボルトが下へいくほど、ブレーキの利きが弱くなります。
(引きしろが大きい・遊びが多い)

位置が決まりましたら下のナットを黒いプレートの位置で固定し、スパナでしっかり締めてください。

5
ドラムブレーキの調整完了
介助ブレーキを強く握ってブレーキがかかるか確認します。
ブレーキが正常に作動するかしっかり確認して、ご使用ください。
※調整、メンテナンス等に不安がある場合は専門家へご依頼ください。

介助ブレーキ(駐車ブレーキ・介助ブレーキ連動機能付)の調整手順

<該当車椅子:スマイル、トラベル>

    <使用工具>
  • 六角棒レンチ
  • ソケットレンチもしくはスパナ
  • プライヤー
1
介助ブレーキ(介助ブレーキ連動機能付)の調整位置
介助ブレーキ(介助ブレーキ連動機能付)は赤丸の所で調整します。
2
六角棒レンチで介助ブレーキ(介助ブレーキ連動機能付)のワイヤーをゆるめる
六角棒レンチでボルトを押さえ、ナットを反時計回りに回してワイヤーが動くまでゆるめます。
六角棒レンチは短い方を差し込みます。
3
ゆるめて動くようになったワイヤー
ワイヤーが動くようになりました。
4
ブレーキの効きを調整するレバー


ブレーキワイヤーをひっぱって仮締め
ワイヤーの張り具合でブレーキの効きを調整しますので、ブレーキの効きを強くしたい場合は駐車ブレーキのレバーを少し前に倒した状態でワイヤーをひっぱり仮締めします。
この工程は二人で作業を行った方がスムーズです。
5
六角棒レンチで固定してナットを締める
六角棒レンチでボルトを押さえ、ナットを時計回りに回して締めます。
六角棒レンチは固定したままで動かさないでください
6
介助ブレーキの開き
介助ブレーキを強くにぎって指一本程度開いている程度が望ましいです。

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